私は宇宙のシンボルを作った時、今まで見てきたシンボルは全てここに属しているという直感を得ました。

このお話は、スタンプを掘り始めた2010年頃から2018年現在のワークまでの経緯を報告するものです。

シンボル

シンボルとは一体なんなのか?ユング(スイスの心理学者)は心理の原型を視覚化したものがシンボルだと、さらにその原型は潜在意識や顕在意識ではなく、集団意識に属していると書いている。私は宇宙のシンボルを作った時、今まで見てきたシンボルは全てここに属しているという直感を得た、人々の心理の原型は繋がっている。

そもそも

私が自分のシンボルを手にしたのは、オランダのデザイン会社を去ったあとフリーランスになってすぐのこと。その時私は、デザインの仕事と趣味でスタンプを作るワークの二足の草鞋を履く生活をしていた。当時、オランダ人のクリエイティブディレクターで元同僚のロブと仕事のミーティングを毎週のように行っていた、ロッテルダムにある元電車の高架下を改装したカフェで時間を共にし、仕事以外にも様々なアイデアをシェアしていた、そして、ある時に「お前はこんな感じだ」と、一枚のイメージを見せられた、二つに次元が交わりあうようなエネルギーの動きを表した3Dモデル?その時はいったいそれが何を意味しているのかわからなかった。

数年後、趣味のワークをより実践的に置き換えていくため、テーマを設けることにし、今までずっと興味のあった、人間の本質に興味を持ち、”一期一印(Nice to stamp you)”というプロジェクトを行った。会場を白紙の空間と捉え、その場で起こることを書き込んでいく、人間の本質をテーマにすることで、ローカルとの深いつながりを作ることを目的とした。

偶然の出来事?

数珠のように繋がる人々との出会いを通して、あるとき大学でワークショップをしてほしいという依頼を受けた。オランダの北、レイワーデン大学の少数派で、クリエイティブの学生を育てるため、学生のやりたいことを全面的にプロフェッショナルがバックアップする、彼らがオーガナイズする、様々なプロフェッショナルによる実践的ワークショップに招待され、当時の時点での方法論を学生とシェアし、かれら同士で実際にお互いの本質を描きあってもらう、というワークショップを行った。

ドローイングのフォームアップ、教授とのセッションを学生の前で公開でやり、どんな感じか見てもらい、では二人一組で、と学生達がクラスからいなくなった、すると、もう一人の教授ミシェルが「ではぼくらもやろうか」と誘ってきた。ミシェルはオランダ人で元デザイン会社ディレクター、今は学校のディレクター、この時彼が描いたものを見た時、僕は衝撃が走った、なぜなら数年前にロブが見せてくれた図と全く一緒だったからだ。

ふりだし

この一件をきっかけに、いったい何を描いているのか?という問いにしばらく取り憑かれることになった、異なる人から同じものが出てくるということは、個人の感覚だけで表現されたものではないのでは?そうすると、私が作っているものもはただ、私を通して視覚化されているだけではないのか?

このプロジェクトは、様々な国籍の200名以上の人々との対話そのスタンプの作成、パブリケーションの作成、それらをまとめた展示を2015年、日本の熊本、東京で行った事でこのプロジェクトは終了。そして、2016年末ごろ、当時交友があったアーティストと多くのディスカッションを続けている時、シンボルという言葉が降ってきた。

多くの気づきから、2018年よりシンボルを描くというワークはスタート、このワークはアートワークを作成する為の最初のステップとなる。

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